文学少女の遺言

そのままです。

0907 映画「バトルロワイアル」シリーズ

 バトルロワイアルシリーズが、好きだ。

 

初代は、私の推し俳優の一人、藤原竜也さんが出ているから、という不純な理由で映画を見て、そこから原作に嵌まっていった。根っからの原作ファンからしてみれば「ふざけんな」案件だと思う。それでも私は、あのシリーズが、大好きだ。

 

原作は、『時計仕掛けのオレンジ』を思い起こさせるような90年代アメリカ風の文章と、『中学生が殺し合いをする』という、アイディアの奇抜さが良き。

各登場人物の掘り下げもしっかりできてて、感情移入もしっかりできる、名作小説。

 

映画版は、藤原竜也山本太郎栗山千明など、今もおなじみの女優、俳優さんが多く出ていて、「この人も出てたんだ」と楽しむこともできる。

なにより、オリジナル要素である、教師『キタノ』も良かった。ヒロイン、中原典子への愛情が故に狂ってしまった男。その設定もまた、素敵だ。私はあれを見たとき、確かに感じた。

 

だから先日、バトルロワイアル2を見た。期待で胸をいっぱいにして。

おもな期待要素は二つ。

一つ目はキャスト。藤原竜也さんはそのままで、今度は竹内力さん、真木よう子さん、前田愛さんなど、やはり豪華メンバーが集結している!(忍成さんにはあまり期待していなかった)

そして、もう一つは先述した、前田愛さんの演ずる、前作でビートたけしさんが演じた教師、『キタノ』の娘、キタノシオリの存在! 自らを愛することの出来なかった父親と、自らの代わりに愛された、中川典子への復讐が為に、ゲームに参加した少女。

前作で『キタノ』が一、二、を争うお気に入りキャラクターだった私にとって、その存在はとても魅力的な物に思えたのだ。

 

DVDプレイヤーにそれのディスクを差し込んで、テレビの前で正座して、読み込みが終わるのを待った。

例の岩と『東映』の字の後、R-15という字がでかでかと画面に出てくる。わくわくした。

二本並ぶようにして建っているビルディングが、二つ仲良く崩れていく、その映像から、映画は始まった。

 

それから、およそ120分。それを見終えた私は、言葉を失った。感動故じゃない。落胆故だ。

なんというか……よく言えば、スルメ。悪く言えば、微妙だった。

ルールが変わっている。今回の作品は、前回、ゲームに巻き込まれ、テロリストとなった青年『七原秋也』を殺害することが『プログラム』となっていて、作品そのものの醍醐味である『中学生同士での殺し合い』が無くなってる。

どっちかというと、大人VS子供の面が強くなってるのかも。

 

何よりも、人物の掘り下げが殆ど無いのが、哀しかった。

全く説明の無いままに、どういう人柄なのか殆ど解らぬ人物がぽんぽん死んでいく。そんなの、面白いといえるだろうか。

某作家氏の作品を「名前のある紙人形が死んでいくだけの話」と皮肉した人物が、かつて居たが、私はそれを、この作品に送りたい。

 

期待したとおり、キタノシオリの要素はよかった。けれど、それ以外は全然だめで、後半は藤原竜也さんのものまねしつつ見てた。ごめんなさい。

前作が偉大すぎたが故に駄作に見えてしまう、そんな凡作だろう。2は。

 

0901 ブログを始めた

今日、ブログを始めた。

前から取得していたはてなのアカウントを使って、前々に書いていた小説講座的なブログは閉鎖して、こんな箸にも棒にもかからないブログを開設した。

一応、読んでくれる人が居るかもしれないから、メモ程度に、このブログの概要を書いておく。

 

  • このブログは、死ぬかもしれない自称・文学少女が遺言代わりに書いている、日記のような……遺言的な、何かです。言葉遣いも汚いし、言ってることはごちゃごちゃしてるので、注意してください。

 

  • 記事としては、映画の感想とか、今日見た夢の話とか、読んだ小説の話とか、遊んだゲームの話とか。そういうものです。誰かに読まれるために書いていません。